ドライアイ
目がゴロゴロする、疲れやすい、あるいは光がまぶしく感じるといった症状にお悩みではありませんか。これらはドライアイの代表的なサインです。現代社会において、パソコンやスマートフォンの長時間利用、エアコンによる乾燥、コンタクトレンズの装用など、私たちの目は常に過酷な環境にさらされています。横浜市旭区の希望ヶ丘三井眼科クリニックでは、こうした身近ながらも辛い症状に対し、丁寧なカウンセリングと高度な検査機器を用いて、患者さんお一人おひとりの状態を精密に把握いたします。希望ヶ丘駅南口からすぐの立地で、バリアフリー設計の院内空間を整えておりますので、どのような世代の方でも安心してご相談いただけます。私たちは、一時的な対症療法にとどまらず、生涯にわたる目の健康をサポートすることを目指し、患者さんと一緒に健やかな視生活を取り戻すお手伝いをいたします。
ドライアイの原因
ドライアイは、単に「目が乾く」という現象だけではありません。涙の量が減ったり、涙の質が変化したりすることで、目の表面を潤す力が低下し、角膜や結膜が露出して傷つきやすくなる疾患です。その原因は多岐にわたり、生活習慣や環境、加齢などが複雑に絡み合っています。
環境的な要因
私たちの生活環境には、目を乾燥させる要素が溢れています。特に以下の要因は、現代のドライアイ患者さんの増加に大きく影響していると考えられます。
- パソコンやスマートフォンの長時間見つめる作業(まばたきの回数が減少します)
- エアコンによる室内の乾燥や、風が直接目に当たる環境
- コンタクトレンズの長時間装用による涙の蒸発促進
- ストレスや睡眠不足による自律神経の乱れ
パソコン作業については「VDT症候群・IT眼症」のページでも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
身体的な要因
加齢とともに涙の分泌量は自然に減少する傾向があります。また、女性の場合は更年期などのホルモンバランスの変化が影響を与えることもあります。そのほか、特定の病気や体質が原因となるケースも少なくありません。
- 加齢に伴う涙腺の機能低下
- シェーグレン症候群などの自己免疫疾患
- 血圧を下げる薬や抗ヒスタミン薬などの副作用
- マイボーム腺機能不全(まぶたの縁にある油分を出す腺の詰まり)
涙の質のバランス崩壊
涙は単なる水ではなく、「油層」「水層」「ムチン層」の3つの層が絶妙なバランスで重なり合っています。このうち、最も外側にある油層は、まぶたの縁にある「マイボーム腺」から分泌され、涙が蒸発するのを防ぐ役割を担っています。この油分の分泌が滞ると、たとえ涙の量自体が十分であっても、すぐに蒸発してしまい、乾燥を感じるようになります。
ドライアイによって引き起こされる病気
ドライアイを「たかが乾燥」と放置してしまうと、目の表面が慢性的に傷つき、他の深刻なトラブルを招くことがあります。目の表面を保護するバリア機能が低下するため、外部からの刺激や細菌に対して非常に脆くなってしまいます。
角膜上皮障害
涙の膜が途切れることで、黒目の表面である「角膜」に傷がつく状態です。重症化すると角膜潰瘍(かくまくかいよう)となり、強い痛みや視力障害を引き起こす恐れがあります。早期に適切な治療を開始することが、こうした合併症を防ぐ鍵となります。
結膜炎と感染症
涙には目を潤すだけでなく、ゴミや細菌を洗い流す洗浄作用や、細菌の繁殖を抑える殺菌作用があります。ドライアイで涙が不足すると、細菌やウイルスが目に留まりやすくなり、結膜炎などを繰り返しやすくなります。目が充血したり、目やにが増えたりした場合は注意が必要です。
アレルギーが重なる場合については「花粉症・黄砂(DSS)・アレルギー性結膜炎」のページを参照してください。
眼精疲労と視力への影響
意外に思われるかもしれませんが、ドライアイは視力の質を低下させます。涙の膜が不均一になると、目に入ってくる光が乱反射し、物がかすんで見えたり、焦点が合いにくくなったりします。これを補おうとして目の筋肉が過剰に緊張し、ひどい疲れ目や頭痛、肩こりを引き起こすのです。
疲れ目に関する詳細については「眼精疲労・スマホ老眼」のページを参照してください。
ドライアイの処置や治療法
希望ヶ丘三井眼科クリニックでは、患者さんの症状や、ライフスタイル、ドライアイの状態等(涙不足型、蒸発過多型等)を踏まえて、治療をご提案しています。
点眼薬による治療
最も一般的で基本的な治療です。市販の目薬では防腐剤が目に悪影響を与えることもありますが、当院では症状に適した医療用の点眼薬を処方します。
- ヒアルロン酸製剤・・目の表面を潤し、傷の修復を促します。
- 涙の分泌を促す薬・・涙の構成成分であるムチンや水の分泌を促進する新しいタイプの点眼薬です。
- 炎症を抑える薬・・目の表面に炎症がある場合、低濃度のステロイド点眼薬などを使用することがあります。
- 油分を補う薬・・マイボーム腺の機能が低下している場合に適した選択をします。
生活習慣の改善アドバイス
治療と並行して、日常生活での工夫も重要です。
- パソコン作業時の意識的なまばたきや、定期的な休憩の推奨。
- 加湿器の利用や、エアコンの風向きの調整。
- ホットアイマスクなどを用いた、まぶたを温めるケア(温罨法)。
- コンタクトレンズの種類の変更や、装用時間の見直し。
コンタクトレンズの調整については「コンタクトレンズの取り扱い」のページをご覧ください。
ドライアイについてのよくある質問
Q1.市販の目薬をさしてもなかなか良くなりません。受診したほうがよいですか?
A1.はい、ぜひ受診をお勧めします。市販の目薬の多くは一時的に水分を補うだけのもので、根本的な原因(涙の質の異常やマイボーム腺の詰まりなど)には対応できないことが多いです。また、防腐剤による角膜への負担が症状を悪化させているケースも見受けられます。当院で精密な検査を行い、ご自身に合った適切な処方を受けることが改善への近道です。
Q2.コンタクトレンズをつけたままドライアイの治療はできますか?
A2.基本的には可能です。ただし、使用する点眼薬によってはコンタクトレンズを外して点眼する必要があるものもございます。また、ドライアイが進行している場合は、レンズそのものが目の表面を傷つけてしまうリスクがあるため、一時的に装用を控えていただくか、より乾燥しにくいレンズへの変更をご提案することがあります。
Q3.一度治療すれば、完全に治るものなのでしょうか?
A3.ドライアイは体質や環境の影響が大きいため、完全に「完治」して二度と症状が出ないようにするのは難しい側面があります。しかし、適切な治療とセルフケアを続けることで、症状をほとんど感じない寛解の状態(症状が落ち着いて安定している状態)を維持することは十分に可能です。私たちは、患者さんが快適な毎日を送れるよう、継続的にサポートいたします。
Q4.目が乾くのではなく、逆に涙が出るのですがこれもドライアイですか?
A4.実はその可能性が高いです。ドライアイで目の表面が乾燥して敏感になると、少しの刺激(風や光など)に対して反射的に涙が出やすくなることがあります。涙の「基礎分泌」が足りないために、緊急用の「反射性分泌」が過剰に働いている状態で、これもドライアイの一つのサインと考えられます。
院長より
「目が疲れる」「乾く」という悩みは、現代を生きる私たちにとって非常にありふれたものです。そのため、「我慢すればいい」「目薬をさせばそのうち治る」と軽く考えてしまいがちですが、ドライアイは放置すると視力の質を下げ、日々のパフォーマンスや生活の質(QOL)を著しく低下させてしまいます。当院では、なぜその症状が出ているのかという背景を考えながら、その方の症状にあった、最適なドライアイに対する点眼液を組み合わせて処方を行っております。希望ヶ丘駅すぐという通いやすい場所で、温かくリラックスできる空間をご用意しております。「こんな些細なことで相談してもいいのかな」と迷わず、ぜひ一度当院へお越しください。充実した医療設備と眼科専門医のによる診察で、あなたの目の健康をサポートさせていただきます。
